コンセプト
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英会話を「想像」し、「創造」するーソウゾウダイアログ誕生の背景
私が英語に出会ったのは、小学6年生の時でした。
兄が通う中学校に、オーストラリアから交換留学生が来ており、兄の友人宅にホームステイしていたのです。
その家を訪れた私は、見た目も言葉も文化も全く異なるその留学生に、純粋な好奇心と驚きを感じました。
「おもしろい!」
それが、私と英語の出会いでした。
その日をきっかけに英語に夢中になった私は、高校卒業後、念願だったオーストラリアの大学に進学。
初の海外生活に胸を膨らませながら、現地の家庭でホームステイをスタートしました。
ところが、現実は甘くありませんでした。
あれほど勉強したはずの英語が、聞き取れない、伝わらない。
「あんなに努力したのに、なぜ通じないんだ?」
自信を失い、私は5年間、英語に対する悩みを抱え続けました。
そんな中、幸運にも大学を卒業でき、さらに、ニュージーランドでガイドの仕事に就けた私は、ある日本人ガイドに出会いました。
彼女の英語は発音も文法も決して正確ではありませんでしたが、現地の人たちと笑顔で楽しく会話をしていたのです。
その様子を見て、私は気付かされました。
英会話で本当に大切なのは、「話したいことがある」こと。
正しい英語よりも、自分の思いや考えを持ち、それを伝える意欲こそが大事なのです。
さらに、ふと中学生の頃にしていた英会話練習を思い出しました。
鏡の前で、一人二役の「会話ごっこ」をしていたのです。
「相手にこう言われたら、自分はこう返す」
そうやって会話全体を想像しながら練習をしていました。
これが、まさに今の自分に必要な方法だと確信しました。
そこから私は、英文法や単語の暗記にとどまらず、「自分の考えを英語で伝える練習」に集中しました。
すると徐々に、英語が話せる実感を得られるようになっていったのです。
「英会話ダイアログ」で、独学でも伝わる英語を
英会話を独学で学んでいる多くの方が、「勉強しているのに話せない」「通じない」と感じているのではないでしょうか。
でも、その原因は英語力そのものではないかもしれません。
英会話とは、英語による「言葉のキャッチボール」です。
相手に伝えたいことを持ち、それを伝えようとする姿勢が最も大切なのです。
では、その力をどうやって身につけるのか?
私がおすすめしたいのは、「英会話を想像しながら練習する」という方法です。
例えば、「自己紹介を求められたら?」「趣味を聞かれたら?」といった想定をし、相手の返答も含めて会話全体をイメージし、練習するのです。
これは、特別な語学力やスピーキングの才能がなくても、誰でも実践できる独学法です。
「ソウゾウダイアログ」で、英会話を自分のものに
私自身の経験と、この考え方をもとに開発したのが、「ソウゾウダイアログ」という英会話ダイアログ教材です。
この教材では、「想像しながら練習する」というスタイルを重視し、英会話を独学でも効果的にトレーニングすることができます。
「自分の考えを持ち、それを英語でどう伝えるか」。
その力を鍛えることが、本当に話せる英会話につながるのです。
「ソウゾウダイアログ」を活用すれば、自信を持って言葉を交わせる力を養うことができます。
さあ、楽しい英会話を「想像」し、そして「創造」していきましょう!
TEAROの由来
「TEARO(テアロ)」というスクール名はニュージーランドのマオリ語呼称「AOTEAROA(アオテアロア)」から来ています。
「AOTEAROA」は「白く長い雲がたなびく土地」を意味しますが、雲が漂い流れていくイメージが気に入り、「TEARO」の部分を抜き出しました。
雲のように国境を越え、違いを享受するように形を変え、世界をやさしく包み込む。
英語で対話することを通じて私たちがそのような存在になれるようにと願い、スクール名として使用しています。